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今日の予定は、モンゴメリゆかりの地を巡る「アンツアー」!
夜から朝にかけて大雨が降り、どうなることやらと心配していましたが、明け方になると少し小降りに。朝食後、枕元にチップを置いてチェックアウトし、ワクワクしながらガイドさんのお迎えを待ちました。
- 9:00 アンツアーのバスがやってくる
- 9:50 プリンスエドワード島国立公園
- 10:05 モンゴメリが眠る共同墓地
- 10:15 グリーンゲイブルズ ヘリテージ プレイス
- 10:30 いざグリーンゲイブルズ内部へ
- 10:50 恋人の小径
- 11:10 お化けの森へ
- 11:45 ロブスターランチ
9:00 アンツアーのバスがやってくる
ソナタインにアンツアーのバスがやってきました。バスには日本人女性ガイドさんとカナダ人男性ドライバーさん、昨夜深夜に到着しハーバーハウスに宿泊したという日本人のご夫婦が乗っていました。
私たちを乗せたバスは、キャベンディッシュへ。曇り空の中、バスは走って行きます。



キャベンディッシュはもうすぐ

いったん通り過ぎます
シャーロットタウン から約40分、キャペンディッシュのB&B「キャベンディッシュブリーズイン」に到着。ここでツアー参加者1組(3人の日本人女性)をピックアップ。この宿は本日の私たちの宿でもあります。
本日のツアー参加者がそろい、バスはプリンスエドワード島国立公園へ。
9:50 プリンスエドワード島国立公園

公園内の駐車場 にバスは停車。すぐそばの展望台へと歩いて行きます。展望台からは、映画 「赤毛のアン」やドラマ「
アボンリーへの道」でお馴染みの、緑の草と赤い崖、そして海を組み合わせた風景が広がります。
ああ、本当に土が赤い、と思いました。

これぞPEIの風景!と感動したいところでしたが、非常に強い風が吹き荒れていて、海は荒れ模様。記念写真を撮るも…

強風と降り出した雨のため、皆さん早々にバスへ戻り、気づくと私一人展望台に残されていました。慌ててバスに戻ります。
10:05 モンゴメリが眠る共同墓地
海岸から近いキャベンディッシュのメイン交差点(この後何度もここを通ります)の角に、共同墓地があります。先ほど通過したところです。

入口のすぐ近くにモンゴメリ母と祖父母のお墓があります
入口付近にモンゴメリの母と祖父母のお墓、そこから右奥へ行ったところにこんもりと丸いイチイの木に囲まれた一角。そこがモンゴメリのお墓です。夫のマクドナルド牧師と一緒に眠っています。お墓に手を合わせて天気の回復を祈りました。他のツアーの方々もいたため、少々にぎやかでした。


カナダは土葬。故人をそのまま棺に入れて埋葬するわけですが、墓地を歩いていて私には1つ疑問が。
墓石に対してどこに棺が埋まっているんだろう?
聞くと、墓石はベッドのヘッドボードのような感じで、棺の頭のあたりに立っているとのこと。故人の皆様、眠っている上を踏んでごめんなさい!と心の中で謝りながら墓地を歩きました。
10:15 グリーンゲイブルズ ヘリテージ プレイス
いよいよこの旅のメイン、グリーンゲイブルズのあるグリーンゲイブルズ ヘリテージ プレイスへ!


建物外観、お土産ショップを見るだけなら無料

まずはビジターセンター内のモンゴメリ関連の展示を見学。モンゴメリの人生年表やANNE OF GREEN GABLES 初版本をはじめとした出版された書籍、愛用のタイプライターなどが展示されています。

そこから外に出ると、大きな赤い木戸の納屋。通り抜けたところに…

ありました!グリーンゲイブルズ!

緩やかな勾配のある正面の庭に回って建物を見てみると、おなじみのアングル。
けさは、寝部屋の窓の外にある桜の木にも名前をつけたのよ。雪の女王というのにしたの。真っ白なんですもの。もちろん、いつもあんなに花をつけているわけじゃないけれど、でも咲いていると想像できるでしょう?
建物前の木は桜の木ではなくリンゴの木。このリンゴの木は3代目だそうです。庭にはキンポウゲ、ライラック、アイリス、ケマン草の花が咲いています。

10:30 いざグリーンゲイブルズ内部へ
玄関ホール
極彩色の壁紙が貼られた玄関ホール。外から吹き込む泥や土ぼこりの汚れが目立たないように、こうした濃い色の壁紙を使用するそうです。

そういえば、アボンリーへの道のワンシーンで、女性たちが「靴をよく拭いてから中に入って」と男性陣へ注意する場面が多々あったな、と思い返します。農作業中心の生活のため、汚れやすいんでしょうね。
「家具を2階へ搬入できるのかしら?」と思うほど、階段がコンパクトだったのが印象的でした。

客間
上客をもてなしたり、冠婚葬祭といった場面で使用される客間。高級感あるインテリアです。

赤毛のアンの物語の中では、アンがマリラにダイアナを招いてティーパーティーをするのに客間を使ってもいいか、とおねだりしますが、「あんたのお客は居間(家族用)でたくさんだよ」と断られてしまいます。格式高いお部屋なんですね。
来客用ダイニング

ツタ柄の壁紙がかわいい来客用ダイニング。カップボードにはカップ&ソーサー。テーブルの上にはバラ模様の磁器ティーセット。これもアンがマリラに使っていいか尋ねたところ、とんでもない!と断られていました。笑
客間同様、賓客のための空間です。

マシューの部屋
豪華な部屋を見た後なので、とても簡素なインテリアに感じるマシューの部屋。外からのアクセスが良い1階(ダイニングの横)にあります。


家族用の食堂と居間
マシューの部屋のとなりは、広い家族用の食堂と居間がありました。

部屋の中央には当時の主婦が憧れたというウォータールー・ストーブ。ストーブ上段はオーブン、下段はヤカンや鍋、フライパンを置く台になっていて、アイロンを温めたりもできます。充実の機能を備えたマルチ器具です。

床材はアッシュかな?
入口手前には、ビンや壺が置かれた戸棚。アンが間違えてダイアナに出してしまった葡萄酒事件のビンもありました。


ん、これはいちご水?それとも葡萄酒(実際はスグリ酒というカシス系のお酒らしい)かな?間違えたら大変なやつですね。下の壺は、アンがフタを忘れたためにネズミが入ってしまったプディングソースの壺かな。
キッチン
アンがマリラに料理やお菓子の作り方を仕込まれたキッチン。食器や調理器具がたくさん置かれています。ここで下準備をして、先ほどのストーブで焼いたり煮たりの工程を行います。

あれまあ、アン。あんたはこのお菓子の香料に痛みどめの塗り薬を使ったんだよ。先週あたしが薬瓶をこわしてしまったもんで、残りの薬を古いヴァニラのあきびんに移しておいたんだよ。これはわたしもわるかった──前もってあんたに注意しとかなきゃいけなかったんだよ。
物語の第21章で、アンがアラン夫人のために焼いたレヤー・ケーキは、なんともひどい出来だったのですが、その理由は、香料に入れたバニラが、実は痛み止めの塗り薬だった、というエピソードがあります。このキッチンでは他にもアンとマリラのコミカルなやりとりが毎日繰り広げられたのでしょうね。

アンの部屋
いよいよ主人公アンの部屋です。2階へ上がるとすぐ左手にあります。

明るくさわやかな色使いのカーテンと壁紙。窓際のテーブルに置かれたランプは火が灯っていて、外から見てもランプの光でアンの部屋がわかります。

部屋の中には、アンが孤児院から持ってきた鞄や靴、ギルバートの頭を叩いて割れた石板、そしてマシューがアンへプレゼントしたパフスリーブのドレスが飾ってあります。

ああ!なんと美しいのだろう──つやつやとした、すばらしい茶色のグロリア絹地!優美なひだやふちどめのあるスカート、最新流行の型で、ピンタックのしてあるブラウスで、首にはうすいレースのかざりがついている。それよりも袖、すばらしいのはスリーブだった。長い肘のカフスの上には、茶色の絹のリボンが蝶結びにしていたので、仕切ってある二つの大きなふくらみがついていた。

パフスリーブドレスの細かい描写から、アンの感激っぷりが伝わってくるシーンです。
映画 赤毛のアン の中で、アンが買ってもらったドレスを着て納屋にいるマシューに見せに行くシーンがありますが、映画のどのシーンよりも一番感動します。
「パフスリーブだ」マシューが不器用に照れながら言うと、「世界一のパフよ」と感動で胸がいっぱいのアンがマシューに言葉を返す。その表情を見ると、こちらも胸がいっぱいに。
ゲストルーム

アンの部屋の隣はゲストルームです。上品なインテリアでまとめられ、大事な客人のための部屋は、アンがあこがれを募らせる部屋です。
ベッドの下にかわいらしい鍋のようなものが置いてありました。この時代、トイレは屋外にあったため、真夜中にトイレへ行きたくなった時、この鍋を使用するんだそうです。

マリラの部屋
ゲストルーム向かいはマリラの部屋。アンの部屋よりも広く(ベッドも大きい)、落ち着いたインテリア。

ドレッサーにはマリラが大事にしている紫水晶のブローチがありました。質実剛健なイメージのマリラですが、部屋からは女性らしさも感じます。


裁縫室

既製服のない時代、女性は家族の服を全部手作りしていました。マリラが作るアンの服は実用性重視の地味なデザインでしたが、徐々にトレンドのデザインも入れてくれるようになります。共に過ごす時間を経て、マリラのアンへの愛情が深まっていくのが感じられます。

使用人の部屋

マシューの農場の仕事を手伝う少年が使っていたと思われる部屋。外から帰ってきたときに、裏口から部屋へ直接つながる階段があり、アクセス便利です。ベッドは通気性重視のためか、太いロープでマットを支える構造になっています。

順路は使用人の部屋から1階へ降り、裏口から外へ出ます。これでグリーンゲイブルズの見学は終了です。一方通行でした。

10:50 恋人の小径

グリーンゲーブルズ を出て左手の方へ歩いて行くと、恋人の小径(Balsam Hollow Trail and Lovers Lane)があります。

くも間から太陽も出てきて、雨雫が残る葉に日の光が当たり、新緑がキラキラしていました。小道のそばを流れる小川の音が心地いいです。
「どうか天気を良くしてください!」という祈りが届いたようです。

下を見ると、カキドオシ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、ワスレナグサといったかわいらしい花々がたくさん自生しています。




恋人の小径は、周遊コースとなっていて、おおよそ10分でグリーンゲイブルズの方へ戻ってきます。
11:10 お化けの森へ
グリーンゲイブルズに戻り、庭へまわって東の柵を越えていくと、お化けの森(Haunted Wood Trail)への入口です。

雰囲気は恋人の小径とあまり変わらない感じでした。

途中、ゴルフ場を横切ります。地図で見ると、グリーンゲイブルス はゴルフ場に挟まれた立地なんですね(ちょっと残念な感じ…)。

ゴルフ場を越えると雰囲気が変わり、針葉樹のトウヒ(松科)の木が生えた一帯が現れます。ここがまさにお化けの森。

森はまだまだ続きますが、ツアーの集合時間が迫っていたので、ここでビジターセンターに戻ります。
11:45 ロブスターランチ
グリーンゲイブルズ ヘリテージ プレイス を出発し、ノースラスティコにあるシーフードレストラン「Fisherman's Wharf Lobster Supprs」へ!

到着すると手際よく席に通され、飲み物(アルコールの希望など)の希望を尋ねられます。追加注文しない方も多かったですが、わたしは興味本位からブルーベリービールというものを頼んでみました。
出てきたのがこちら↓

なんとビールにそのままブルーベリーが入っていました。フルーティーなビールで、女性好みの味。
そしてロブスターランチがこちらっ↓

大きなロブスターが丸ごと1匹!そしてこれまた大きなジャガイモも付いています。
食べ方を教えていただきながら、殻から大振りの身をとり出し、溶かしバターを付けて口の中へ。ぎっしり身が詰まったロブスターは、食べ応え充分!美味しい〜(エビだけど味はタラバカニ寄り)。

ボリュームがあるため私はプレート全部を食べきれず、ジャガイモはお持ち帰りすることにしました。お持ち帰り用パッケージに入れてくれます。
店を出ると、午前中の天気がうそのように快晴。
次の目的地へとバスが出発してすぐ、ドライバーさんが速度を落として
「あそこっあそこっ見て!」と言い出しました。
なんと2匹の子ギツネが道路すぐそばの芝生の上でくつろいでいるではないですか!

きゃわいぃ〜〜っ!
珍しい光景みたいです。
アンツアーはまだまだ続きます。
つづく
次はアンツアー午後の内容 のおはなし↓