もりだくさんのアンツアー! 午後の部です。
- 13:25 キャベンディッシュ合同教会
- 13:30 キャベンディッシュ郵便局
- 14:05 モンゴメリ生家 BIRTH PLACE
- 14:30 フレンチリバー
- 14:40 銀の森屋敷(赤毛のアン博物館)と輝く湖水
- 15:15 ケンジントン駅舎
- 15:50 キャベンディッシュブリーズイン にチェックイン
13:25 キャベンディッシュ合同教会
ロブスターランチの後、バスはキャベンディッシュ合同教会へ。
教会はもともと共同墓地の場所にがあったそうですが、1901年に現在の場所に建てられたそうです。

この教会でオルガン奏者をしていたモンゴメリは、夫となる牧師のマクドナルド氏と出会います。彼女の葬儀もこの教会で行われたそうです。
ツアーでは外からの見学のみ。記念写真を撮ってとなりにある郵便局へ。
13:30 キャベンディッシュ郵便局

こちらもかつての建物は移築され、新しい建物が建てられています。現在も実際に郵便局として運営されているので手紙を出すことができます。

グリーンゲイブルズのようなカラーリングがかわいい
窓口が混んでいたので、先に併設されているモンゴメリの展示を見学することに。展示室には日本語の案内もありました。
モンゴメリが育った祖父母の家では、農場の他、郵便局もひらいていました。祖父は郵便局長。郵便局長は、地域住民から尊敬される重要な職業だったそうです。ここでモンゴメリは郵便局長補佐として働き、自らの原稿を出版社へ送っていました。

当時キャベンディッシュから発送された原稿は、まず馬車でハンターリバー村へ。島外へ向かう郵便物は、列車で本土向け船舶の出発地点ケープトラバースへ運ばれます。冬は厚い氷に阻まれた海をアイスボートを使ってケープトーメンタイン(ニュープランズウィッグ州)まで渡り、そこから列車でヤーマス(ノバスコシア州)に運ばれ、その後蒸気船でボストンへ──。
とにかく大変。当時どれだけ大変な道のりを経て、原稿が出版社へ送られていたか、ということがわかります。

20世紀初頭の貴重な家具
展示を一通り見たところで、郵便局カウンターが空いてきたので、手紙を出すことに。

前日に用意した手紙を窓口で出すと、小さな切手を貼ってくれ、オリジナルのかわいいスタンプを押してくれます。1通あたり$3.65、クレジットカード決済もOK!
手紙は約2週間で日本へ届きました。

14:05 モンゴメリ生家 BIRTH PLACE
郵便局を出発し、次はニューロンドンにある「モンゴメリ生家」へやって来ました。

小さく飛び出している部分はトイレかな?
小さなかわいらしい建物です。中に入ってすぐのところに、モンゴメリの花嫁衣装(レプリカ)が展示されています。
ドレスや靴を見ると、モンゴメリはとても小柄で華奢な女性だったということがわかります。

私は絶対着れないサイズ…

写真のない時代、身内の遺髪を形見にし、
家族の髪を編み込んで飾っていたそうです
この家でモンゴメリは2歳になる直前まで過ごし、母が亡くなった後、母方の祖父母へと預けられます。


当時の人たちは小柄な体型だったのかな

他にはモンゴメリのスクラップブック(実物)などが展示されています。当時の雑誌や書籍はこんなにきれい印刷できる技術があったんだな、とカラフルなスクラップが印象的でした。
14:30 フレンチリバー
プリンスエドワード島の絶景名所フレンチリバーを見下ろす丘でバスは停車。

景色を見下ろすことができる高台の駐車場は、所有者の方が善意で開放してくれているそうです。なんてありがた山の寒烏!
本当に商売っ気がない島です。故にいろんな施設の営業期間も短いわけですが、こののんびりとした雰囲気が島の魅力です。

ここではぜひパノラマで写真を撮っていただきたいです。私はすっかり忘れていたため、あとで悔やみました…。そのかわり、バスの車窓から動画を撮影したのでおすそわけします〜
14:40 銀の森屋敷(赤毛のアン博物館)と輝く湖水
パークコーナーにある通称「銀の森屋敷」へ。

切妻屋根がかわいい
ここはモンゴメリの母方の叔母が嫁いだ家で、現在も子孫の方が実際に暮らしています。建物の一部(子孫の方は一体どこに住んでるの?と思うくらい、大部分)は、赤毛のアン博物館として公開されています。そして「輝く湖水」もこの家のすぐ前にあります。
それにうつる自分の姿を、ガラス戸の向こうに住んでいるほかの女の子だということに想像してケティ・モーリスという名をつけて、とても仲よくしていたの。

アンはガラスに写った自分をケイティという少女だと空想します
モンゴメリもこの戸棚の前でいろいろ空想していたようです
大好きな叔母といとこが暮らすこの家を、モンゴメリは大好きだったそうです。
祖母が亡くなってからはこの家に住み、マクドナルド牧師との結婚式もこの家で行われました。

2階にはモンゴメリの部屋があります。

後から聞いた話では、この部屋には小説「ストーリーガール」やドラマ「アボンリーへの道」に出てくる「ブルーのチェスト」があったようなのですが、人が多く、駆け足見学だったので、見逃してしまいました。うーん、ざんねんっ


建物の外へ出て、北側にある輝く湖水を見に行きます。
二人は丘のいただきを超えた。下のほうには、長くてうねうねしているので、川のように見える池があった。真ん中あたりに橋がかかっており、下手のはずれには、こはく色の砂丘が帯のようによこたわって、その向こうに見える紺青の湾との境をなしていた。──クロッカスやばらや、透きとおるような、草の緑が、この世のものとも思われぬ影をおとしている上に何とも名のつけようもない、とりどりの色が消えたり、あらわれたりしていた。

アンがぞくぞくっと身ぶるいしながら湖に付けた名前は「輝く湖水」。この池は、道路を挟んで反対側にも続いています。
銀の森屋敷のほうへ戻ると、とても懐っこいネコちゃんが迎えてくれました。


15:15 ケンジントン駅舎
かわいいネコとお別れし、ツアー最後の目的地、ケンジントン駅舎へ。

プリンスエドワード島の鉄道の歴史は、調べると色々大変だったようで、1989年に島の鉄道は全線廃線となっています。ケンジントン駅舎は見学ができる現存駅舎の1つです。

板張りの建物がデフォルトのプリンスエドワード島ではめずらしい石造りの駅舎です。この石は調達がとても大変だったとか。
現在、旧駅舎の建物はPUBとして使用されているようですが、この日は営業していませんでした。

モンゴメリは、上院議員だった父方の祖父との列車旅中、この場所でカナダの初代首相ジョンA.マクドナルド卿と会ったそうです。その思い出を、押花とともにスクラップブックへしたためています。と、書かれた日本語の案内看板がありました。

ケンジントン駅は、アンが初めてマシューと出会う「ブライトリバー駅」のモデルといわれることも多いようですが、実際はキャベンディッシュ最寄り駅の「ハンターリバー駅」がモデル、というのが有力です。旧ハンターリバー駅舎は個人住居としてキャベンディッシュに移築され、現在は非公開となっています。
ケンジントン駅はキャベンディッシュから距離も遠いですし、建物もブライトリバー駅のイメージとちょっと違うような気がします。島の東にあるもう1つの見学できる駅舎、エルマイラ駅舎の方が、物語のイメージに近いかもしれません。(映画の先入観せいかな…)
ちなみにミーガン・フォローズ主演の映画「赤毛のアン」で、アンとマシューがブライトリバー駅で出会うシーンが撮影されたのは、トロントにある Westfield Heritage Village らしいです。この Westfield Heritage Village には、映画に出てきたハモンド製材所もあるようです。

以上で、アンツアーは終了。
ツアー終了後は宿泊先まで送っていただきました。
アンツアーは、1日で赤毛のアン・モンゴメリゆかりの名所をたくさん巡る大満足のツアーでした。お気づきかと思いますが、なかなか駆け足で巡ります。じっくり見学、というわけにはいかない部分もあるので、自分のペースで見たい方は、このツアーで気になったところをあらためて訪れるといいかもしれません。
15:50 キャベンディッシュブリーズイン にチェックイン
日本人オーナーのB&B、キャベンディッシュ ブリーズインが今夜のお宿。

オーナーのカヨさんはとても親切で気さくな方でした。あたたかいおもてなしはもちろんのこと、色んなご当地情報も教えてもらい、安心して滞在することができました。
今日はこの後、奮発して申し込んだオプションツアー「ダルベイサンセット&シーフードディナー」です。
時刻は16時。ツアーお迎え時間まで少し時間があったので、昼寝をするという母を残し、私は一人、あらためてグリーンゲイブルスへ向かいました。
つづく
次はこの日の夜のオプションツアーのおはなし↓